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ボッシュ、通信モジュール「KTS 560/KTS 590」がOBD検査用スキャンツール型式認証試験に合格

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ボッシュ、通信モジュール「KTS 560/KTS 590」がOBD検査用スキャンツール型式認証試験に合格

ボッシュは6月24日、通信モジュール「KTS 560/KTS 590」がOBD検査用スキャンツール型式認証試験に合格したと発表した。

「KTS 560/KTS 590」は、同社が提供する診断ソフトウェア「ESI[tronic] Evolution」や特定DTC照会アプリ(※)とともに使用する通信モジュール。日本自動車機械工具協会による、車載式故障診断装置を活用した自動車の電子的な検査「OBD検査」に使用する検査用スキャンツールとして、型式試験に合格した。

ESI[tronic] Evolutionは、サイバーセキュリティから車両を保護するセキュアゲートウェイ(SGW)により、セキュリティ保護された診断機能を実行可能にする「セキュア ダイアグノスティック アクセス (SDA)」を実装。さまざまな自動車メーカーの診断作業が可能となっており、世界150以上のブランド、9万台以上の車両を高水準でカバーする。OBD検査に不適合だった場合の故障箇所の特定・整備・診断が可能となる。

OBD検査は、自動運転技術等の電子装置に搭載された自己診断機能の車載式故障診断装置(OBD)を利用した新たな自動車検査手法。2024年10月から車検時に自動運転技術等に用いられる電子制御装置の故障に対応した検査が開始される予定。対象となる車両は、国産車が2021年10月1日以降、輸入車が2022年10月1日以降の新型車(フルモデルチェンジ車)となる。

※車両がOBD検査の対象かを確認し、OBD検査対象車両とOBD検査用サーバーと通信することで、検査の合否を判定するソフトウェア

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