トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」、2023年自動車アセスメントで4つ星評価
国土交通省とナスバ(自動車事故対策機構)は3月13日、車の安全性能を評価・公表する「自動車アセスメント」において、トヨタ自動車「アルファード/ヴェルファイア」の評価試験を行い、総合評価で4つ星を獲得したことを発表した。
トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」は、予防安全性能評価において「Aランク」、衝突安全性能評価において「Bランク」を獲得。これらの評価結果から、5段階中上から2番目に高い評価である「★★★★☆」(4つ星)を獲得した。
総合評価は181.78/197点で92%。予防安全項目では88.84/89 点で99%、衝突安全項目では84.93/100点で84%を獲得している。事故自動緊急通報装置では、8/8点で満点を獲得した。
同車は、高い安全性能を実現するために各種装備が搭載されている。
予防安全性能では、自車が交差点右折時に直進してくる対向車や、交差点へ進入する際に交差する車両・自動二輪車を検出する。ブザーと表示で衝突の可能性を知らせると同時に、プリクラッシュブレーキを作動し、衝突回避や被害軽減をサポートするほか、複数の予防安全システムをパッケージ化して標準装備した。
踏み間違いなどによる衝突被害の軽減に寄与する踏み間違い時加速抑制装置は、歩行者や自転車を検知し加速抑制する低速時加速抑制機能を追加するなど支援範囲を拡大した。
全方位コンパティビリティボディ構造とSRSエアバッグによって、万が一の衝突時の乗員の傷害低減に貢献するほか、歩行者傷害軽減ボディ構造で万が一の衝突時の歩行者への衝撃を緩和するなど、衝突安全性能を高めた。
事故発生時にエアバッグが展開した場合、自動でオペレータに接続して救援機関に通報するための車載通信機を標準装備。車両データから重傷確率を推定してドクターヘリの出動を要請する先進事故自動通報システムにも対応している。
詳しい評価結果はナスバホームページに掲載されている。