インディアンモーターサイクル「Chief Dark Horse」など9車種201台をリコール…ECUプログラムに不具合
ポラリスジャパンは、Chief Dark Horseなど9車種のECUプログラムに不具合があるとして、2024年3月15日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年3月9日~2023年8月21日に輸入された201台。
今回リコールの対象となるのは、2021年3月9日~2023年8月21日に輸入された、以下の9車種201台。
インディアンモーターサイクル Chief Bobber Dark Horse / Chief Dark Horse / Sport Chief / Super Chief Limited / Indian Challenger Dark Horse / Indian Challenger Elite / Indian Challenger Limited / Indian Pursuit Dark Horse with Premium Package / Indian Pursuit Limited with Premium Package
不具合の箇所は、エンジン制御コンピューター(ECU)と燃料蒸発ガス排出抑制装置(キャニスター)で、内容は以下の通り。
1.ECUプログラムに仕様違いのプログラムが書き込まれたため、燃料蒸発ガス対策機能が動作しない。その結果、燃料蒸発ガスが吸気システムへ吸入されず、キャニスターの燃料蒸発ガス吸着許容量を超えて大気に解放され、燃料蒸発ガス排出量の保安基準不適合となり、車載式故障診断装置(OBD)が当該異常を検知しない。
2.ECUプログラムの設定値が不適切なため、エンジン回転数が一定を超えるまで、スピードメーターに正しい速度が表示されず、運転者が速度を認識できない。
これまでに不具合が2のみ4件発生しているが、事故は起こっていない。本国メーカーからの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のECUプログラムを更新し、さらに1はキャニスターを新品に交換する。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連の機関誌・自社SNSにも掲載する。