BMW「740i」など8車種941台をリコール…緊急停止が正しく作動しないおそれ
ビー・エム・ダブリュー(BMW)は、740iなど8車種のステアリングホイールに不具合があり、ハンズオフ警告や緊急停止が正しく作動しないおそれがあるとして、2024年4月1日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年6月20日~2023年8月3日に製造された941台。
今回リコールの対象となるのは、2022年6月20日~2023年8月3日に製造された、523i、740d xDrive、740i、i5 eDrive40、i5 M60 xDrive、i7 eDrive50、i7 xDrive60、i7 M70 xDriveの8車種941台。
不具合の箇所は、操舵装置(ステアリングホイール)。ステアリングホイール内にあるケーブル締結部のボルト穴の掘削深度が不適切なため、ボルトが締め付けられた状態でケーブルが正しく圧着できていないものがある。その結果、接触不良となり、ハンズオフ警告や緊急停止機能が正しく作動しないおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。ドイツ本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両に対して、ステアリングホイール内のケーブルのボルト締結部を点検し、必要に応じてワッシャーを取り付け、再組付けを行う。
使用者にはダイレクトメール等で通知、または車両に直接インカーコミュケーションメッセージを送信し、自社ホームページにも掲載する。