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太平洋工業、電動車用バルブ製品の新工場建設。2025年3月稼働予定

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太平洋工業、電動車用バルブ製品の新工場建設。2025年3月稼働予定

太平洋工業は4月17日、電動車向けを主体とした各種バルブ製品の需要拡大を見据え、北大垣工場(岐阜県神戸町)の敷地内に新工場を建設する計画を発表した。

太平洋工業は、自動車部品や電子機器製品の開発と製造を行う企業で、国内に8カ所の工場を展開している。電動車向け製品の開発を推進している中で、バルブ関連製品においては、市場拡大が見込まれる熱マネジメント分野に寄与する「電子膨張弁」に注力している。

電子膨張弁

電動車(BEV・PHEV)では、室内の冷暖房に加えて、電池などの温度管理も含めた熱マネジメントが必要となる。効率的なヒートポンプ式エアコンシステムの採用が進んでおり、電子膨張弁はシステム内の冷媒を制御し、温度管理に不可欠な重要な機能を担っている。

新工場では、電動車用熱マネジメントシステム向けの各種バルブ製品を生産し、事業拡大と競争力強化を目指す。

建設にあたっては、設備の高効率化によるCO2排出量の低減に加え、太陽光発電システムなどの導入によりカーボンニュートラル実現に取り組む。

新工場の概要

所在地:北大垣工場敷地内(岐阜県安八郡神戸町)
生産品目:電動車向けなどの各種バルブ製品
延床面積:約1万4,900平方メートル
投資金額:約45億円
稼働開始:2025年3月

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