トヨタ紡織、中国・滴滴と自動運転タクシー向けシステムを共同研究開発
トヨタ紡織は4月12日、中国の配車サービス会社・滴滴(DiDi)と連携し、自動運転タクシー向けの各種システムに関する共同研究開発を始めると発表した。
研究開発では、トヨタ紡織がMaaSシェアライド空間で提案した4つのアイテムをDiDiの実車両に搭載し、中国の自動運転モデル運営区内で実証実験を行う。
搭載するのは、ヘッドレストにスピーカーを内蔵し、乗員毎に音楽を楽しめる「プライバシーオーディオヘッドレスト」、ヘッドレストに搭載した送風デバイスが首元を冷やし、酔い症状を軽減する「乗り物酔い軽減システム」、シートが振動することで乗員に出発・到着を知らせる「シート振動お知らせシステム」、乗員の降車後に車室内をUVC-LED(深紫外LED)で除菌し清潔な室内を保つ「UVC-LED車室内除菌システム」の4つ。
同取り組みは、中国・北京市で開催される「2024(第18回)北京国際モーターショー(Auto China 2024)」のトヨタ紡織ブースで展示される。イベント期間は、2024年4月25日から5月4日。