関西電力、「空飛ぶクルマ」充電設備の試作品を公開
関西電力は4月10日、2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)で飛行を計画している「空飛ぶクルマ」用充電設備の試作品を公開した。
日経によると、充電設備は、電力機器メーカーのダイヘンと共同開発したもので、充電器と電源装置、バッテリー用の冷却装置、電力供給を制御するエネルギーマネジメントシステム(EMS)で構成される。電気自動車(EV)の充電設備よりも高電圧・高電流・高出力が特徴で、30分から1時間ほどでフル充電できる。
万博で飛行を計画している「SKYDRIVE(SD-05型)」は、1回のフル充電で航続距離約15km、最高時速約100kmを見込んでいる。同設備は、2024年中にスカイドライブの開発拠点で、実機を使用して出力や安全性などに関する試験を行い、実用化を目指す。