三菱ふそうトラック・バス、Hacobu社のHacobuの動態管理サービス「MOVO Fleet」と車両データの連携を開始。リアルタイムな配送状況の把握を目指す
三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は、テレマティクスサービス「Truckonnect(トラックコネクト)」の車両データをHacobu社が提供する動態管理サービス「MOVO Fleet」(ムーボ・フリート)と連携することを発表した。これに伴い、Hacobuは、MFTBCの対象車種を保有する顧客向けの「MOVO Fleet」の専用プランの提供を、2024年5月20日より開始する。
Hacobuの動態管理サービス「MOVO Fleet」は、専用端末を車両に装着することで車両の位置情報データを取得する、物流に特化した機能を有する動態管理サービスだ。リアルタイムでの車両位置の把握が可能なだけでなく、着荷を自動で検知する自動着荷機能や、配送計画に対する実績をリアルタイムに把握できる機能、また車両の稼働実態を把握する機能など、物流業務や物流管理業務に役立つ機能を有する動態管理サービスとなっている。
今回の連携開始により、MFTBCのテレマティクスサービス「Truckonnect」の搭載車両(以下、対象車両)から得られる位置情報が、「MOVO Fleet」のデータベースに連携されることで、対象車種を保有する顧客は、専用端末不要で「MOVO Fleet」を利用することができる。さらに、他社製のコネクテッドサービスを有する車両に「MOVO Fleet」の専用端末を取り付けることで、メーカーの垣根を越えた一元的な車両管理が可能になる。
MFTBCは「Truckonnect」の車両データが幅広く活用されることを目指し、「MOVO Fleet」とのデータ連携に至った。両社は今後さらにデータ連携を強化することで、新たなサービス展開を進めていく。
三菱ふそうトラック・バスはドライバー不足に代表される物流業界が抱える課題に対して、コネクテッド技術の活用を通じた対応を目指している。「Truckonnect」の車両データの「MOVO Fleet」との連携により、顧客の物流の効率化や生産性の向上をサポートしていく。