メルセデス・ベンツ「A180」など34車種約11.2万台をリコール…操舵できなくなるおそれ
メルセデス・ベンツ日本は、A180など34車種の電動パワーステアリングの制御プログラムに不具合があり、最悪の場合、操舵できなくなるおそれがあるとして、2024年5月16日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2018年10月2日~2024年4月6日に輸入された11万2,261台。
今回リコールの対象となるのは、2018年10月2日~2024年4月6日に輸入された以下の34車種11万2,261台。
メルセデス・ベンツ A180 / A180 セダン / A200d / A200d セダン / A250e / A250 4MATIC セダン / A250e セダン / メルセデスAMG A35 4MATIC / メルセデスAMG A35 4MATIC セダン / メルセデスAMG A45S 4MATIC+ / B180 / B200d / CLA180 / CLA180 シューティングブレーク / CLA180 シューティングブレーク / CLA200d / CLA200d シューティングブレーク / CLA250 4MATIC / CLA250 4MATIC シューティングブレーク / メルセデスAMG CLA35 4MATIC / メルセデスAMG CLA35 4MATIC SB / メルセデスAMG CLA45S 4MATIC+ / メルセデスAMG CLA45S 4MATIC+ SB / GLA180 / GLA200d 4MATIC / メルセデスAMG GLA35 4MATIC / メルセデスAMG GLA45S 4MATIC+ / GLB180 / GLB200d 4MATIC / GLB200d / GLB250 4MATIC / メルセデスAMG GLB35 4MATIC / EQA250 / EQB250 / EQB350 4MATIC
不具合の箇所は、かじ取装置。電動パワーステアリングコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、電動パワーステアリングシステムに故障が発生した場合、パワーアシストの不作動や、ステアリングに振動が発生することで、最悪の場合、操舵できなくなるおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。ドイツ本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の電動パワーステアリングコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。