いすゞ「フォワード」など2車種1,295台をリコール…エンジンが停止し火災に至るおそれ
トランテックスは、いすゞ フォワードなど2車種のウイング電源ハーネスの配線配策箇所に不具合があり、最悪の場合、エンジンが停止し火災に至るおそれがあるとして、2024年5月21日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2017年10月26日~2024年3月1日に製造された1,295台。
今回リコールの対象となるのは、2017年10月26日~2024年3月1日に製造された、いすゞ フォワード、UDトラックス コンドルの2車種1,295台。
不具合の箇所は、電気装置(ウイング電源ハーネス)。
ウイング電源ハーネスの配線配策箇所の製造管理が不適切なため、ウイング電源ハーネスがシャシハーネスを押しつけ、保護のない部分がシャシフレームに干渉することがある。その結果、走行振動等でシャシハーネスの被覆が破れて短絡し、最悪の場合、エンジンが停止し火災に至るおそれがある。
これまでに不具合が1件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のウイング電源ハーネスの配策を変更し、シャシハーネスに損傷がある場合は新品に交換する。
使用者にはダイレクトメールまたは直接訪問で通知し、改善実施済車には、運転席ドア開口部のドアストライカー付近にNo.5481のステッカーを貼付する。