三菱自動車、軽EV「eKクロス EV」を一部改良。安全機能をさらに強化
三菱自動車工業は5月16日、軽規格の電気自動車(EV)「eKクロス EV」を利便性や安全性を向上するなど一部改良して発売した。
eKクロス EVは、SUVテイストの軽自動車であるeKクロスシリーズのEVモデル。国内EV市場の拡大に貢献する軽規格適合の本格的なEVであることや、軽自動車ながら優れた走行安全アシストシステムを装備していることなどが評価され、2022年11月に日本自動車殿堂が主催する「2022~2023日本自動車殿堂カーオブザイヤー」を受賞している。
今回の改良では、運転支援機能「三菱e-Assist」を搭載し、サポカーSワイドに対応しているeKクロス EVの安全機能をさらに強化。急ブレーキをかけたときやABSが作動したときにストップランプが自動で高速点滅し、後続車に注意を促す「エマージェンシーストップシグナルシステム」を新たに採用した。
Gグレードには「リヤビューモニター付きルームミラー」を、Pグレードには「マルチアラウンドモニター」を標準装備とし、車両後方の視認性を向上させた。
利便性の向上として、スマートフォンアプリを使って遠隔で多様な操作をできるコネクティッドサービス「MITSUBISHI CONNECT(ミツビシコネクト)」の機能を強化し、新たにリモートドアロック/アンロック機能を追加。現在提供中の遠隔でのエアコンのオン/オフができるリモートエアコンや駐車位置確認などの機能に加え、遠隔でドアの施錠・解錠が可能になった。ミツビシコネクトでは登録後、別途NTTドコモの「docomo in Car Connect」との有料オプションを契約することで、定額で車内Wi-Fiのインターネット接続が可能になる。
価格は、Gグレードは256万8,500円、Pグレードは313万1,700円。ボディカラーは一部有償オプション。