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三菱ふそうトラック・バス、台湾で新型「eCanter」の販売を開始。台湾全土をカバーするモデル専用の修理・メンテサービスセンターも併せて設置

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三菱ふそうトラック・バス、台湾で新型「eCanter」の販売を開始。台湾全土をカバーするモデル専用の修理・メンテサービスセンターも併せて設置

三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は、台湾で電気小型トラック「eCanter」の新型モデルを発売した。台湾では今回が「eCanter」の初投入となり、2017年のゼロエミッション車両「eCanter」の発売以降、台湾は6番目の海外展開市場となる。

台湾の「2050年ゼロエミッション計画及び策略」

台湾での「eCanter」の販売開始は、台湾が2050年までのネットゼロエミッションのロードマップを策定した時期と同じタイミングとなる。「eCanter」を製品ラインアップに追加することで、MFTBCは台湾で企業や物流事業者がゼロエミッション計画を達成するための持続可能なソリューションを提供する。MFTBCは、台湾における販売代理店及び合弁会社のダイムラー・トラック・アジア台湾(以下、DTAT)との協業により、60年にわたり強固な地盤を築いてきた台湾市場において、新型「eCanter」の販売を通じて台湾における輸送手段の多様化を進めていく。

2年間に及ぶ累計5万kmの信頼性試験

DTATのクリスティン・リン会長は、台湾の地方道路や多くの公共充電施設で2年間にわたる累計50,000kmに及ぶ「eCanter」の信頼性試験を実施した上で、台湾市場での発売に至ったと説明している。「坂道、渋滞する市内の道路や地方の道路、悪路など、文字通り台湾の北部から南部までeCanterの試験を行いました。晴れの日、肌寒い日、雨の日、あらゆる条件が含まれます」とリン会長は話す。

多様なオプション展開で多様な顧客ニーズに対応

台湾で販売される「eCanter」は、車両総重量(GVW)5トンモデルおよび8.55トンモデルを展開し、様々な輸送ニーズに対応するため、ホイールベースやボディ、ePTO(動力取り出し装置)の多様なオプションを揃えている。「eCanter」は ディーゼル車からEVトラックへの移行をサポートするだけでなく、ドライバーに快適な運転環境を提供する。台湾で販売する「eCanter」は、衝突被害軽減ブレーキ「アクティブ・ブレーキ・アシスト5 (Active Brake Assist 5:ABA5) 」、車両接近通報装置「Acoustic Vehicle Alerting System: AVAS」、車線逸脱警報装置「Lane Departure Warning System: LDWS」、車両安定性制御装置「Electronic Stability Program: ESP」といった先進安全システムを標準装備し、グリーン輸送の新時代を拓く。

台北市を走る「eCanter」
著者
Motor Fan illustrated

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