開く
NEWS

日立インダストリアル、マルチポートEVチャージャを用いた通勤車のEV化促進によるCO₂削減モデル「Workplace E-Powering」の運用を7月から開始

公開日:
更新日:
日立インダストリアル、マルチポートEVチャージャを用いた通勤車のEV化促進によるCO₂削減モデル「Workplace E-Powering」の運用を7月から開始
土浦事業所「Workplace E-Powering」導入予定地

日立インダストリアルプロダクツは、日立土浦事業所(茨城県土浦市)において、2024年7月から、マルチポートEVチャージャ用いた通勤用EV(電気自動車)によるCO₂削減モデル「Workplace E-Powering(以下、WEP)※1」の運用を開始することを発表した。

「Workplace E-Powering(WEP)」について

具体的には、2023年10月に製品化した大容量・超急速充電マルチポートEVチャージャを土浦事業所の駐車場に設置し、勤務時間中にEVの充電を可能にすることで、従業員のEV導入を促し、CO₂削減につなげる。さらに今後は、WEPを日立グループ内外へ適用拡大を図るとともに、エネルギーマネジメントから地域電力ネットワークへ展開までの提供をめざしており、カーボンニュートラルの実現に貢献する。
※1 Workplace E-Powering(WEP): 事業所の駐車場に充電器を設置し、従業員が勤務中にEVの充電を行い、通勤に伴うCO2を削減する。

事業所の駐車場に最大80台までの同時接続、20台までの同時充電が可能なマルチポートEVチャージャを設置し、駐車中のEVの充電を行い、Scope3カテゴリー7※2に該当する通勤車両におけるCO₂削減を実現する。また、従業員はEVをリース会社と契約することで、EVをサブスクリプションとしてサービスの提供が受けられ、自宅に充電器がなくてもEVを導入でき、従業員満足度の向上にもつながる。
※2 Scope3カテゴリー7: 温室効果ガス(GHG)プロトコルにおける従業員の職場への通勤時に使用する交通機関から排出されるCO₂の排出量

通勤用EVによるCO₂削減モデル「Workplace E-Powering」イメージ図

今後の取り組み

土浦事業所におけるWEP運用開始を起点として、日立グループの各事業所へのWEP設置拡大、さらに蓄積されたノウハウを生かし日立グループ外への展開が図られる。

マルチポートEVチャージャの特長の一つであるV2X※3 機能を生かし、ピークカット、ピークシフトといった拠点内エネルギーマネジメントをはじめ、拠点間エネルギーマネジメントの実証を日立グループ間で計画している。

さらに、EcoAssist※4、EV充電マネジメントといった、日立グループ内のソリューションとも連携し、さまざまな業種において、EV普及に際しての課題を解決する日立グループのプロダクト、OT、ITによるグリーン領域のトータルシームレスソリューション※5 の提供により、地域ステークホルダーを含んだ地域電力ネットワークの構築をめざしていく。
※3 V2X(Vehicle to Everything): EVからさまざまなモノへの電力供給
※4 「EcoAssist」は、日立製作所の日本における登録商標
※5 「トータルシームレスソリューション」は、日立製作所の日本における登録商標。プロダクト×OT×ITで経営と現場、サプライチェーン、企業間をつなぎ、「際」の課題の解決通して経営視点での全体最適をめざす。

著者
Motor Fan illustrated

「テクノロジーがわかると、クルマはもっと面白い」
自動車の技術を写真や図版で紹介する、世界でも稀有でユニークな誌面を展開しています。
http://motorfan-i.com/

PICK UP