トヨタ、ノアなど25車種約23万台をリコール…カメラ映像が映らず、車両周辺が確認できないおそれ
トヨタ自動車は、ノアなど25車種の前方・後方カメラの防水性が不十分なため、浸水により回路が腐食して導通不良となり、映像が映らず車両周辺が確認できないおそれがあるとして、2024年6月14日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年11月7日~2023年9月27日に製造された23万5,077台。
今回リコールの対象となるのは、2022年11月7日~2023年9月27日に製造された、以下の25車種23万5,077台。
・トヨタ ノア / ヴォクシー / プリウス / カローラ ツーリング / クラウン / シエンタ / ミライ / bZ4X
・レクサス RX350 / RX350h / RX450h+ / RX500h / NX250 / NX350 / NX350h / NX450h+ / UX200 / UX250h / UX300e / LS500 / LS500h / ES300h / LX600 / RZ450e
・スバル ソルテラ
不具合の箇所は、前方・後方カメラ。パノラミックビューモニター、もしくはバックガイドモニターの溶接設備の管理が不十分なため、カメラケース接合部の防水性が確保できず、雨水等が浸入する場合がある。その結果、回路が腐食して導通不良となり、カメラ映像が映らず、車両周辺が確認できないおそれがある。
これまでに不具合が127件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の前方・後方カメラの製造番号を点検し、不良品に該当する場合は良品と交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。