東急バス、モビリティシェアサービス「HELLO MOBILITY」に参画。バス停近くにステーション設置
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東急バスは6月12日、OpenStreet(オープンストリート)が提供する小型EVやEVスクーターのモビリティシェアサービス「HELLO MOBILITY(ハローモビリティ)」の参画を発表し、同日から開始した。
同社は、東京都城南地域、川崎市、横浜市を中心に路線バスを展開しており、乗車定員が約1.5倍の連節バスやオンデマンドバスの運行、自動運転モビリティの実証実験などの取り組みを行っている。2023年6月には、地域の移動サービスを充実させるため、シェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」に参画し、バス路線と接続しやすい場所を中心に35カ所のステーションを設置してている。
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今回、移動手段の多様化による地域の利便性向上や町の活性化を目的に、運営事業者としてハローモビリティに参画。東急バス等々力操車場バス停(東京都世田谷区)とオアシスたまプラーザ(神奈川県横浜市)の2カ所に小型EVステーションを設置し、小型EV「C+pod(シーポッド)」を各1台ずつ計2台配置した。
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2024年秋には、東急、東急バスが横浜市と締結した「田園都市線たまプラーザ駅北側エリア・脱炭素推進モデル事業」の活動拠点「WISE Living Lab(ワイズ リビング ラボ)」にもステーションを設置する予定。太陽光発電設備や蓄電池、モビリティ充電器などを設置し、発電した電力を活用してシーポッドの充電が可能となる。
バス路線に加え、シェアサイクルや小型EVステーションを増やしモビリティ選択の環境を整えることで、地域住人の移動利便性向上や地域活性、町の価値向上、脱炭素社会を目指す。