フォルクスワーゲン「アウディ e-tron GT」など2車種656台をリコール…火災に至るおそれ
フォルクスワーゲングループジャパンは、アウディ e-tron GTなど2車種の高電圧バッテリーに不具合があり、最悪の場合、熱によるバッテリー異常が発生し、火災に至るおそれがあるとして、2024年6月20日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年9月24日~2024年1月30日に輸入された656台。
今回リコールの対象となるのは、2021年9月24日~2024年1月30日に輸入されたアウディ RS e-tron GT、e-tron GTの2車種656台。
不具合の箇所は、電気装置(高電圧バッテリー)。不適切に製造されたバッテリーモジュールが内蔵されたものがあり、モジュール内部に短絡が発生し、最悪の場合、熱によるバッテリー異常が発生して火災に至るおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、専用テスターを使用して全車両を点検し、異常が確認された場合はバッテリーモジュールを良品と交換する。車両が入庫するまでの間、充電量を80%までに制限するよう、ユーザーに周知する。
使用者にはダイレクトメール、電話および電子メール等で通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。