クラレ、「脱炭素」「先端技術」をテーマに高機能素材を展示｜人とくるまのテクノロジー展2024名古屋

同社のブースでは、「未来は共創できる、クラレとなら。」をコンセプトに、「脱炭素」「先端技術」の2つの切り口と特別展示で同グループの高機能素材を紹介。

特別展示では5月に開催された横浜会場での内容をボリュームアップし、PVA繊維の特長を生かしたリチウムイオンバッテリーの性能向上など、独自のソリューションを提案する。

脱炭素を目指す製品として、UVコーティング用反応性希釈剤の「IPEMA」や、自動車の振動対策と軽量化の両立した「熱可塑性エラストマーコンパウンド〈アーネストン〉」、粘接着剤を使用せず、PP、PET製の固定部材によるモノマテリアル化を実現する「面ファスナー〈マジックテープ〉」、フィルム加飾による塗装工程が削減でき、基材リサイクルを容易化した「アクリルフィルム〈パラピュア〉」、原着樹脂を用いた部品の塗装レス化を実現した「メタクリル樹脂成形材料〈パラペット〉」を展示。

先端技術として、PC樹脂相当の耐熱温度を持つ「特殊高耐熱アクリル樹脂〈Kuralpha〉」、高い耐熱性と寸法安定性により、高電圧部品を小型・軽量化する「耐熱性ポリアミド樹脂〈ジェネスタ〉」、ADAS（先進運転支援システム）カメラの光学歪みを低減する「黒色印刷薄膜PVBフィルム〈Cam Viera〉」、EVモーターの高出力化や小型化を実現する絶縁材料「液晶ポリマーフィルム〈ベクスター〉」を展示する。

人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA