スバル、「SUBARU BRZ」改良モデルを発表。MT車専用「SPORTモード」を新採用
スバルは7月12日、スポーツカー「SUBARU BRZ」の改良モデルを発表した。
SUBARU BRZは、水平対向エンジンを搭載したFRレイアウトのピュアスポーツカー。2021年7月に発表した現行モデルでは、初代モデルと同様にトヨタ自動車とスバルによる共同開発車とし、クルマのベースを共有しながら、それぞれの個性を表現している。SUBARU BRZでは「誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー」を目指している。
今回の改良では、スーパー耐久シリーズに参戦している「Team SDA Engineering」の取り組みで得た知見から生まれた、MT車専用「SPORTモード」を新たに採用した。同モードは、全回転域でアクセル操作に対してエンジンが忠実に反応するスロットルセッティングとすることで、アクセルコントロール性を向上。アクティブサウンドコントロールの音量が切り替わり、ドライバーの高揚感を盛り上げる。
AT車のマニュアルダウンシフト制御では、ドライバーの操作や路面状況などから総合的に回転数制限範囲を判定する設定とした。エンジンが許容回転数を超過する「オーバーレブ」の危険性がない状況では、ドライバーの意思でダウンシフトができるように回転数の領域を拡大した。
R、SおよびCup Car Basicグレードのダンパー減衰力特性と、全グレードの電動パワーステアリングのアシスト特性を最適化。スポーツカーらしい操縦安定性および乗り心地を目指した。
価格は、Rグレードは332万2,000円〜、Sグレードは350万9,000円〜、STI Sportグレードは378万4,000円〜、Cup Car Basicグレードは372万2,400円。販売台数は月販300台を見込んでいる。
SUBARU BRZの主な改良点
・MT車専用SPORTモード追加
・AT車マニュアルダウンシフト制御の許容回転数拡大
・ダンパー減衰力特性の最適化(STI Sportを除く)
・電動パワーステアリングのアシスト特性最適化
・アクティブサウンドコントロール音量切替(※)機能の追加(MT車)
・デイタイムランニングライトの採用(Cup Car Basicを除く)
・ウインカーレバーの操作方式変更(ロック式)
※走行モードに連動