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ヒョンデ、世界自然遺産・屋久島に新型EVバス5台導入。岩崎産業と基本合意書締結

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ヒョンデ、世界自然遺産・屋久島に新型EVバス5台導入。岩崎産業と基本合意書締結

Hyundai Mobility Japan(ヒョンデ)と岩崎産業(いわさきグループ)は7月18日、新型電気バス「ELEC CITY TOWN(エレクシティタウン)」5台を屋久島(鹿児島熊毛郡屋久島町)に導入する基本合意書を締結した。

いわさきグループは、鹿児島を拠点に約30社のグループ会社を持ち、国内外にさまざまな事業を展開している。バス部門は鹿児島県内のバス路線の約75%を運行する「乗合バス」や、「空港リムジンバス」「スクールバス」「コミュニティーバス」などの公共交通事業を展開しており、「屋久島のゼロエミッション」に尽力したいという思いがあった。

屋久島は、島全体で使われる総電力の99.6%を水力発電、0.4%を災害時のバックアップ用の火力発電などで担っている。近年、地球温暖化対策としてCO2削減が世界的な課題となっており、日本でも公共交通機関を運営する自治体や事業者に取り組みが求められている。

今回導入するエレクシティタウンは、公共交通機関のバス運行で求められる条件を満たした中型電気路線バス。ヒョンデとその正規販売店である岩崎産業は、同車両を導入することで、バス路線からCO2削減に貢献する。

中型電気路線バス「エレクシティタウン」

将来的には、屋久島の自然エネルギーを使用し、島内全てのバスとタクシーをZEV(※)化することで、「屋久島のゼロエミッション」の実現を目指す。

※Zero Emission Vehicle:走行時に二酸化炭素等の排出ガスを出さない電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCEV)の総称

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