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テラチャージ、広島県府中市と連携協定。公共施設と道の駅にEV充電器設置へ

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テラチャージ、広島県府中市と連携協定。公共施設と道の駅にEV充電器設置へ

Terra Charge(テラチャージ)は7月23日、広島県府中市とEV充電器設置に向けた連携協定を締結した。同社のEV充電器を公共施設や道の駅に設置し、市内のEV充電インフラの整備を進める。同社が広島県内の自治体と協定を締結するのは、府中市が初めて。

現在、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、EV普及とEV充電インフラの拡充が急加速しており、経済産業省ではEV充電器の設置目標を2030年までに30万口とし充電環境の整備を進めている。全国の「道の駅」でも観光や防災など更なる地方創生に向けた取り組みとしてEV充電設備を設置するケースが増えている。

府中市では、今年度、環境に関する取り組みを総合的、計画的に推進するための「第2次府中市環境基本計画」の改訂と併せて、温室効果ガスの削減に向けて地球温暖化対策実行計画(事務事業編)の策定に着手している。

今回、両者が締結した協定の内容は、以下の通り。

協定名:府中市とTerra Charge株式会社との持続可能な地域づくりに関する協定
連携及び協力事項:
1.クリーンエネルギー自動車の普及促進に関すること
2.次世代を中心とした環境問題への意識啓発に関すること
3.地域防災力の向上に関すること
4.観光及び産業の振興に関すること
5.地域の魅力向上に関すること
6.その他、持続可能な地域づくりに関すること

協定式の様子
設置予定の6kW出力普通充電器のイメージ

両者は同日、府中市役所本庁舎で協定式を開催。式の中で同社自治体グループ営業責任者の本田泰寛氏は「EVには蓄電機能があることが1つの特徴。災害が発生した際、充電したEVをまだ電気が復旧していない地域に走らせることで、電気を供給することができる」と、EV充電インフラ設備の有用性についてコメントした。

同協定に基づき、府中市役所上下(じょうげ)支所、上下運動公園に普通充電器(6kW)をそれぞれ2口、道の駅「びんご府中」に急速充電器(50kW)を1口、現在設置している急速充電器と入れ替えて設置する。利用開始は2024年秋頃を予定する。

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