日産、九州工場の生産3割減。北米向けSUV「ローグ」は1万台減
日産自動車は7月26日、九州工場での生産を、期初計画に対し3割ほど減らしていることを明らかにした。
ロイターによると、福岡県苅田町にある日産自動車九州の工場が、4月より期初計画に対して減産しており、7月の生産台数は約2万5,000台弱と3割ほど減らしているという。同工場では3車種を生産しているが、北米を中心に海外へ輸出しているSUV「ローグ」は、期初計画から約1万台減と半減した。
同社は7月25日に2024年度第1・四半期(4-6月期)連結決算を発表し、営業利益は前年同期比99%減の9億円だった。米国での販売不振により在庫が想定以上に増え、特にローグが予定販売台数に届かなかったことが、収益を圧迫する原因のひとつであると明かした。