ランドローバー「レンジローバー イヴォーク」など8車種2,789台をリコール…火災に至るおそれ
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、レンジローバー イヴォークなど8車種の原動機に不具合があり、最悪の場合、潤滑油が排気系高温部に飛散し、火災に至るおそれがあるとして、2024年7月30日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年2月3日~2024年4月12日に輸入された2,789台。
今回リコールの対象となるのは、2021年2月3日~2024年4月12日に輸入された以下の8車種2,789台。
・ジャガー F-PACE / E-PACE / XE AWD / XF AWD / XF スポーツブレーク
・ランドローバー ディスカバリー スポーツ / レンジローバー ヴェラール / レンジローバー イヴォーク
不具合の箇所は、原動機(ターボチャージャー用潤滑油供給配管)。
ターボチャージャーの潤滑油供給配管の固定方法が不適切なため、使用過程で急発進や急加速した際、配管内の油圧が高くなりオイルシールに応力が集中する場合がある。オイルシールが劣化すると潤滑油が漏れ、最悪の場合、潤滑油が排気系高温部に飛散し、火災に至るおそれがある。
これまでに不具合が9件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の潤滑油供給配管に対策用の固定クランプを追加するとともに、オイルシールを交換する。
使用者には電話やダイレクトメールまたはインカーメッセージで通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。