独アウディ、高性能SUV「RS Q8」を改良。パフォーマンスモデルは640馬力
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独アウディは6月25日(現地時間)、Audi Q8モデルシリーズに、アップデートした「Audi RS Q8」と、ガソリンエンジン搭載の「Audi RS Q8 performance(パフォーマンス)」の、2タイプのSUVモデルを欧州市場向けに導入すると発表した。
今回発表した両モデルは、アウディのレーシングスポーツグレードモデルを開発・製造・販売するAudi Sport GmbHが手掛けるSUVモデル。
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フロントエプロンは、大きめのエアインテーク、特徴的なハニカム構造、ハイグロスブラックのブレード(RS Q8 performanceではマットグレー)を備える。大型のシングルフレームグリルは、各ハニカムセルが3次元的にデザインされた新たなデザインを採用。リヤセクションの2本の楕円形のテールパイプは、RSモデルで初めて取り入れた。
Audi RS Q8のパワートレインは、441kW(600PS)の出力と800Nmのトルク(2,200~4,500rpm)を発揮するツインターボチャージャー付き8気筒エンジンを搭載。0km〜100km/hの加速は3.8秒。Audi RS Q8 performanceは、471kW(640PS)の出力と850Nmのトルクを発揮し、0km〜100km/hの加速は3.6秒で到達するガソリンエンジンを搭載。新開発の軽量エキゾーストシステムにより、出力が向上し、よりスポーティで魅力的なサウンドが生まれる。
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フルタイムquattro四輪駆動システムを8速ティプトロニックと組み合わせて標準装備。完全機械式センターディファレンシャルは、エンジンパワーを前後の車軸に40:60の比率で分配。スリップが発生した場合、駆動トルクの70%までを前輪に、85%までを後輪に伝えることができ、さらに正確なコーナリング、少ないアンダーステア、より正確なターンインを実現する。
スポーティさと快適さの理想的なバランスを実現するため、RS専用にチューニングされたアダプティブエアサスペンションスポーツを標準装備。制御されたダンピングを備え、両モデルの車高を最大90mmの範囲で可変し、俊敏性と安定性を発揮する。
ライティングには、Audi Q8のプロダクトアップグレードと同様のマトリクスLEDヘッドライトを使用。オプションとして、Audiレーザーライトを追加したHDマトリクスLEDヘッドライトも装着できる。Audiレーザーライトは、通常のハイビームよりも広い範囲を照射して、もう一つのハイビームとして機能する。
Audi RS Q8として初めて、5つのデジタルライトシグネチャーを特徴とするOLEDリヤライトを採用。アシスタンスシステムと連動した近接表示機能により、安全性を向上させた。
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両モデルとも、22インチ10スポークアルミホイール(295/40)が標準装備されるが、オプションで23インチ6-Yスポークデザインアルミホイール(295/35)も装着できる。カラーは、メタリックブラック、マットネオジムゴールド、バーニッシュドシルクマットグレー、バーニッシュドメタリックブラックから選ぶことができる。
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インテリアには、レッド、グレー、ブルーのRSデザインパッケージを用意。ブルーパッケージはRS Q8 performance専用となる。センターコンソールのブレード、フロアマット、ステアリングホイール、シートベルトのエッジには、レッドまたはグレーのコントラストステッチを施す。ブルーRSデザインパッケージでは、シートベルト全体の色をオーシャンブルーとした。ステアリングホイールはアルカンターラで覆われ、セレクターレバーノブとセンターコンソールのブレードの側面は、リサイクルされたPET繊維を使ったダイナミカマイクロファイバーで覆われている。
両モデルは6月27日から受注を始めている。