いすゞ、自動運転車両ソフトウェア開発の米Applied Intuitionと戦略的提携契約を締結。レベル4自動運転トラックを共同開発へ
いすゞ自動車とApplied Intuition, Inc.(以下、Applied Intuition)は、レベル4自動運転トラックを共同で開発することなどを目指す戦略的提携契約を締結したことを発表した。いすゞとApplied Intuitionは最大5年間にわたるアライアンス戦略でレベル4自動運転トラックの共同開発を加速させていく。
いすゞは4月に公表した中期経営計画「ISUZU Transformation - Growth to 2030(IX)」において、自動運転ソリューションを新事業の柱として確立することを掲げている。IXでは2027年度から日本・北米を起点に自動運転レベル4のトラック・バス事業を開始することを目指しており、いすゞはその大きな原動力とするため、今回、Applied Intuitionと戦略的提携契約を締結し、日本の幹線輸送向けの自動運転技術開発を進めていく。
この提携により、いすゞは先進の自動運転技術を獲得するとともに、日本の幹線輸送向けのレベル4自動運転トラックを開発する。具体的には、2026年度に、いすゞが規定するODD*(運行設計領域)のもとでモニター実証を行い、2027年度中の自動運転レベル4のトラック事業の開始を目指す。
いすゞとApplied Intuitionは、この提携を通じて長期的なパートナーシップを構築し、自動運転ソリューションを次のフェーズへと進めることで、新たな「運ぶ」を創造していく。