開く
NEWS

独アウディ、新型「Q5」を発表。最新プラットフォームPPCとMHEVプラスシステムを採用

公開日:
更新日:
独アウディ、新型「Q5」を発表。最新プラットフォームPPCとMHEVプラスシステムを採用

独アウディは9月2日(現地時間)、ミッドサイズSUV「Q5」の新型モデルを発表した。

Q5は2008年に初代モデルを発表。今回のモデルチェンジで第3世代となる。

新型Q5では、7月に発表した新型「A5」と同様、同社の最新プラットフォームであるプレミアムプラットフォームコンバッション(PPC)を採用。PPCをベースとする製品ラインアップの2番目のモデルとなり、SUVとしては初めて。

48Vの電気システムを採用した新しいMHEVプラスシステムを全車に搭載。内燃機関をサポートし、CO2排出量を削減しながら燃費性能と加速性能を向上させる。

パワートレインジェネレーター(PTG)は、最大230Nmの追加駆動トルクと最大18kW(24hp)のパワーを生成。48Vのシステムにより、電動エアコンコンプレッサーも使用でき、コースティング中や信号待ちのような、エンジンが停止している時でも、エアコンがフルパワーで稼働し、車内を快適な温度に保つことができる。

ヨーロッパでは、3つのエンジンバージョンで市場に投入し、今後、駆動バリエーションの追加も予定している。全モデルに7速Sトロニックデュアルクラッチトランスミッションを組み合わせる。

エントリーモデルのエンジンは2.0 TFSI。150kW(204PS)、340Nmの最大トルクを発揮し、前輪駆動が標準装備される。オプションでquattro四輪駆動システムも選択できる。

中間グレードモデルは、EA288 evo世代の2.0 TDIを用意。150kW(204PS)、400Nmの最大トルクを発揮する。quattro四輪駆動システムのみを提供する。

上級グレードモデルの「SQ5」は、排気量3.0リットルV6 TFSIを採用。270kW(367 PS)、最大トルクは550 Nmを発揮する。

エクステリアは、スポーティで完璧な均整が取れたデザインを採用。引き締まった高いショルダーラインが力強いシルエットを形成し、フロントライトとリヤライトをつなぎ、車両を長く見せている。サイドシルの上には、ホイールアーチ上からバンパーに繋がる上昇するラインが形成する。

ヘッドライトは立体的に形成され、フロントの表情は、特徴的なデザインエレメントが、先代モデルよりも一段高い位置に配置している。幅広いシングルフレームは高い位置に配置し、垂直に配置された機能的なエアカーテンに挟まれている。

インテリアは、Audiインテリアデザインの4つの基本特徴である「ヒューマンセントリック」「視覚的な明快さ」「デジタルステージ」「マテリアルドリブンデザイン」を踏襲。ユーザーのニーズに一貫して対応するよう設計されている。

レイアウトは、ドライバーからのみやすさを重視。コントロールパネルを水平に配置し、「デジタルステージ」とその形状にフィットしたエアベントの基盤を形成。センターコンソールとドアの一貫したデザインが、インテリアの調和を印象づけている。

運転席と助手席の前にアウディ MMIディスプレイを設置。有機ELを利用したOLED技術を備え、11.9インチのAudiバーチャルコックピットと14.5インチのMMIタッチディスプレイを搭載している。

助手席専用の10.9インチMMIパッセンジャーディスプレイも設置可能。アクティブプライバシーモードのシャッターテクノロジーにより、助手席乗者はドライバーの視線を妨げることなく、インフォテインメントシステムを自由に使用できる。ナビゲーションなどでドライバーをサポートするオプションも提供する。

生産は、メキシコの拠点であるサン ホセ チアパ工場で行う。同工場では効率的な廃棄物管理により、発生する廃棄物のリサイクル率は90%を超える。材料のリサイクルに加え、部品の包装においても一貫してプラスチック廃棄物を出さないよう努めている。

9月からドイツ本国で注文を受け付け、2025年第1四半期にドイツおよびヨーロッパ諸国で発売する。

PICK UP