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日産、7代目の新型「パトロール」を中東で発表。V6ターボエンジン搭載で燃費改善

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日産、7代目の新型「パトロール」を中東で発表。V6ターボエンジン搭載で燃費改善

日産自動車の子会社の中東日産は9月3日、新型「パトロール」を発表した。11月1日から、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、中東地域の日産のパートナー販売店で販売を開始する予定。

パトロールは、1951年に初代モデルが発売されたSUV。今回のモデルは7代目となる。

新型パトロールは、伝統を残しつつ先進感のあるエクステリアデザインとし、「unbreakable(壊れることのない頑丈性)」を体現したという。フロントのVモーショングリルの左右に配置したC型のヘッドライトは、アダプティブドライビングビーム(ADB)技術を採用し、最適な視界を確保する。22インチの合金ホイールで、高いオフロード性能に必要なロードクリアランスを設けた。

インテリアは、14.3インチのディスプレイを2点設置。インフォテインメントシステムにGoogleビルトインを搭載した日産コネクト2.0を採用することで、ナビゲーション、セキュリティ、エンターテインメントを1つのプラットフォームに統合した。ディスプレイには、障害物やナビゲーションのヒントをリアルタイムで投影するInvisible-to-Visible技術を採用し、視野を170℃まで拡大する「ウルトラワイドビュー」や、車両の真下を透過して確認できる「インビジブルフードビュー」で、オフロードや狭いスペースでの運転をサポートする。

新たに搭載した「バイオメトリッククーリング」は、内蔵された赤外線センサーで乗員の体温を検知して、温度と風量を自動で調節し快適な車内環境を保つ。12個のスピーカーを搭載した「クリプシュプレミアムオーディオシステム」と、64色から選択可能な「アンビエントライトシステム」により、乗員空間の快適さを演出した。

新型3.5リットルV6ターボエンジン(最大出力425馬力、最大トルク700Nm)を搭載。従来のV8エンジンと比較すると、出力は7%、トルクは25%向上し、燃費を大幅に改善した。

走行シーンによって適切な車高に調節が可能な「アダプティブ エアサスペンションシステム」を標準装備。通常走行時は車高を下げて空力性能を確保し、乗員の乗降時はさらに車高を下げて乗り降りや荷物の積み下ろしを容易にする。

ドライブモードは、標準・砂地・岩場・轍・エコ・スポーツの6つから選択でき、同社初採用の4WDトランスファーモードインターロックシステムにより、シームレスなモード切り替えが可能となった。

運転支援技術では、パトロールで初めてプロパイロットテクノロジーを採用。アダプティブクルーズコントロールとレーンキープアシストの機能を備える。

価格は、6万5,000ドル(約921万円)。

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