アイネットモバイル、ソフトバンクらと協業。自動車メーカーのADAS採用候補として多段階契約締結
フォーサイト・オートノマス・ホールディングス子会社のアイネットモバイル(Eye-Net Mobile)は9月10日、ソフトバンク、日本の自動車メーカーと有償の概念実証(POC)プロジェクトに関する3社間多段階契約を締結したと発表した。
フォーサイト・オートノマス・ホールディングスは、スマートマルチスペクトルビジョンソフトウェアソリューションとセルラーベースのアプリ開発を行っているイスラエルのテクノロジー企業。同社の完全子会社であるフォーサイト自動車(Foresight Autonomous)、フィーサイト常州自動車(Foresight Changzhou Automotive)、アイネットモバイルを通じて、「視野角内のビジョンシステム」と「視野角外の衝突事故防止ソリューション」を開発している。
同プロジェクトは2024年第3四半期に開始する多段階計画の一部で、初期段階では衝突予測センサー「Eye-Net Sence」のデモキットをスタンドアローンで評価する。評価に成功した場合、同センサーを自動車メーカーのインフォテインメントシステムに統合する第2段階に移行。成功した場合、Eye-Net Senceのソリューションが、同プロジェクトに参画している日系自動車メーカーの先進運転システム(ADAS)に採用され、本格的に車両に商用展開される可能性がある。
ソフトバンクはセルラー通信網の提供等で同プロジェクトをサポートする。