新明和工業「いすゞ エルフ」など4車種112台をリコール…保安基準不適合
新明和工業は、いすゞ エルフなど4車種の突入防止装置の有効表面積が基準に満たず、保安基準第18条の2に適合しないとして、2024年9月30日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2014年5月19日~2024年6月18日に製造された112台と、テールゲートリフター装置として出荷し、組み付けた可能性がある車両が特定できないものの一部。
今回リコールの対象となるのは、以下の通り。
・2014年5月19日~2024年6月18日に製造された、いすゞ エルフ、トヨタ トヨタダイナ、三菱 ふそうキャンター、日野 日野デュトロの4車種112台
・2012年8月11日~2024年7月26日にテールゲートリフター装置「マルチゲート」「マルチゲートII」として出荷し、組み付けた可能性がある車両が特定できない50台
不具合の箇所は、3分割式の突入防止装置。設計時の確認が不十分なため、全幅2000mm以上の自動車に装着した場合、装置の両側後面の有効表面積が基準を満たさず、保安基準第18条の2に適合しない。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内調査により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の突入防止装置の両側を対策品に交換し、 改善実施済車両には、運転者席ドアロックストライカー付近に識別ステッカーを貼付する。
使用者には電話、直接訪問またはダイレクトメールにて通知するとともに、自社ホームページ・日整連の機関誌にも掲載する。