スズキ「バーグマン」約1.1万台をリコール…燃料が漏れるおそれ
スズキは、バーグマンの燃料ポンプに不具合があり、塩害を受ける環境で使用した場合、ポンプの樹脂製吐出口表面に亀裂が発生し、燃料が漏れるおそれがあるとして、2024年10月3日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2014年1月31日~2022年10月14日に製造された1万1,805台。
不具合の箇所は、燃料ポンプ。燃料ホースとの接続構造が不適切なため、塩害を受ける環境で使用した場合、樹脂製吐出口表面に亀裂が発生することがある。長期間使用を続けると、亀裂が進行し燃料が漏れるおそれがある。
これまでに不具合が76件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の燃料ポンプを新品に、燃料ホースを対策品に交換し、燃料ポンプの吐出口部にゴムカバーを追加する。改善実施済車両には、車枠(車台番号打刻位置付近)に赤色のシールを貼付する。
使用者にはダイレクトメールまたは電話等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。