いすゞ「ギガ」など12車種295台の改善対策を提出…走行中に荷台から積荷が落下するおそれ
パブコは、いすゞ ギガなど12車種の床フックに不具合があり、最悪の場合、走行中に積荷が落下して他の交通の妨げになるおそれがあるとして、2024年10月17日、国土交通省物流・自動車局長に改善対策届を提出した。改善対象車は、2009年4月3日~2024年2月13日に製造された295台。
今回、改善対策の対象となるのは、2009年4月3日~2024年2月13日に製造された以下の12車種295台。
・三菱 ふそうスーパーグレート / ふそうファイター / ふそうキャンター
・いすず ギガ / フォワード / エルフ
・日野 日野プロフィア / 日野レンジャー
・UDトラックス クオン / コンドル
・スカニア
・ボルボ FH
不具合の箇所は、床フック。トラックの平ボデーの床上に取り付けられている床フックの設計検討が不十分だったため、荷締め器具で積荷を固定した際、床フックが外れることがある。最悪の場合、走行中に荷台から積荷が落下し、他の交通の妨げになるおそれがある。
これまでに不具合が2件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、改善対策を届け出た。対策として、全車両の床フックを点検し、ナットのゆるみがあるものは正規トルクで増し締めし、損傷があるものは新品と交換する。
使用者にはダイレクトメールまたは直接訪問等で通知し、改善実施済車は点検整備記録簿に記載する。