日野自動車「日野プロフィア」295台の改善対策を提出…停車後に車両が動き出すおそれ
日野自は、日野プロフィアの車両制御ECUのプログラムが不適切なため、ドライバー異常時対応システム(EDSS)が作動し坂路等で停車した場合、車両が動き出すおそれがあるとして、2024年10月23日、国土交通省物流・自動車局長に改善対策届を提出した。改善対象車は、2023年5月10日~2024年2月29日に製造された295台。
不具合の箇所は、運転支援装置。車両制御ECUのプログラムが不適切なため、ドライバー異常時対応システム(EDSS)が作動し、停車した際に制動力が保持されない。システムが作動し坂路等で停車した場合、車両が動き出すおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内情報により発覚、改善対策を届け出た。対策として、全車両の車両制御ECUのプログラムを対策プログラムへ書き換え、運転者席側ドア開口部のシリアルナンバープレートの右上に黒色ペイントを塗布する。
使用者にはダイレクトメールまたは直接訪問等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。