ボルボ「EX30」722台をリコール…TCAMに不具合、保安基準不適合
ボルボ・カー・ジャパンは、EX30のTCAM(テレマティクスおよび接続性アンテナモジュール)に不具合があり、通信ができず、保安基準第43条の8に適合しないとして、2024年11月8日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年10月13日〜2024年4月30日に輸入された722台。
不具合の箇所は、TCAM。制御プログラムが不適切なため、モバイルネットワーク回線に接続できず、通信不良となり、保安基準第43条の8(事故自動緊急通報装置の基準)に適合しない。
これまでに不具合が14件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のTCAMのプログラムをOTAで対策プログラムに書き換える。改善対策済車は、液晶モニターの設定画面に表示できるプログラムのバージョンが1.4.2以上であることにより識別する。
使用者にはダイレクトメールまたは電話等にて通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。