いすゞ、新開発2.2Lディーゼルエンジン「RZ4F」と8速オートマチックトランスミッション(AT)をタイ市場向け新型D-MAX・MU-Xに搭載
いすゞ自動車は、1トン積みピックアップトラック「いすゞD-MAX(ディー・マックス)」(以下「D-MAX」)および7人乗り乗用車ユースの「MU-X(ミュー・エックス)」に、新開発の2.2Lディーゼルエンジン「RZ4F」および8速オートマチックトランスミッション(AT)を搭載したモデルを、本日11月20日にタイで発表した。
新開発の2.2Lディーゼルエンジン「RZ4F」
ピックアップトラック「D-MAX」および乗用車ユースの「MU-X」に新搭載される新開発の2.2Lディーゼルエンジン「RZ4F」は、優れた静粛性と耐久性はそのままに、120kW/400Nmの高出力・高トルクを実現。燃焼の改善と最適なターボ設定、さらに新たな8速ATとの組み合わせにより、動力性能と燃費性能が従来モデルから向上されている。
また、多段化された新8速ATは、ワイドレンジ化とトルクコンバーター性能の最適化、高減衰ロックアップダンパーの採用、RZ4Fに最適化したシフトマップ設定により、優れた発進加速性と動力性能、燃費性能が実現されている。
いすゞは、中期経営計画「ISUZU Transformation - Growth to 2030(IX)」で掲げられた通り、動力源の技術開発については、今回のRZ4Fのように既存技術を応用した内燃機関車だけでなく、バッテリーEV(BEV)、燃料電池自動車(FCV)とマルチパスウェイ(全方位戦略)の方針で、各国での使われ方・地域状況に適した動力源をユーザーが選択できるよう、商品開発が推進されている。
ディーゼルエンジン「RZ4F」:主要諸元
エンジン(RZ4F)排気量:2,164cc
出力:120kW(163PS)/3,600rpm
トルク:400Nm/1,600-2,400rpm