ボルボ「XC40」11台をリコール…衝突時に乗員を保護できなくなるおそれ
ボルボ・カー・ジャパンは、XC40の前席左側シートのシートレール固定ボルトが規定トルクで締め付けされていないものがあり、最悪の場合、衝突時に乗員を保護できなくなるおそれがあるとして、2024年10月18日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年12月2日〜2024年2月26日に輸入された11台。
不具合の箇所は、前席左側シートのシートレール固定ボルト。生産工程の管理が不適切なため、規定トルクで締め付けされていないものがあり、当該部位から異音が発生し、前後の位置調整ができなくなる場合がある。そのまま使用を続けると、最悪の場合、衝突時に乗員を保護できなくなるおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに起きていない。スウェーデン本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の前席左側のシートレール固定ボルトを規定トルクで締め付け、作業完了車は運転者席側ドアロアヒンジ取り付けボルト(下側)の頭に白ペンを塗布する。
使用者にはダイレクトメールまたは電話等で通知し、自社ホームページにも掲載する。