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持続可能な公共交通の確保を目指して、三重県桑名市で自動運転「レベル4」に向けた実証実験を実施

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持続可能な公共交通の確保を目指して、三重県桑名市で自動運転「レベル4」に向けた実証実験を実施

三重県桑名市は、「自動車による交通事故の削減」「渋滞の緩和」「バスの運転手不足解消」等に有効な自動運転サービスの実現に向け、昨年に引き続き、今年も市内で実証実験を行う。

自動運転技術への期待

実験で使われる車両
実験で使われる車両

2023年4月、自動運転「レベル4」の運行許可制度を盛り込んだ改正道路交通法が施行される。それに伴い、自動運転移動サービスの実現に向けた取り組みが全国で加速していくことが予想される。

自動運転技術には、交通事故の削減や渋滞の緩和、バスの運転手不足解消などの効果が期待される。愛知県桑名市では全国に先駆け令和元年度より、将来的な自動運転サービスの実現を見据えて様々な実証実験を行ってきた。

運行管制システムによる自動運転

実験で使われるシステム
実験で使われるシステム

今回、桑名市が行うのは「運行管理システム」の実証実験だ。システムを介して車両の利用を申し込み、他の予約や配車状況から、自動運転車両の目的地を設定し配車を行うというものだ。将来的にこのシステムが正常に運用されれば、運転手がいなくても自動運転車両の予約が可能となる。

市はこの実証実験で、安全な運行の実現を目指し、運行状況(車両の位置や配車状況など)や設備稼働状況を監視するとのことだ。桑名市は実験を繰り返し、将来的には地域と連携した持続可能な運行を行いたいとしている。

概要

実施日時:2023年3月14日~3月15日(水)10:00~12:00、13:30~16:30
実施場所:ナガシマスパーランド駐車場内
使用車両:電動ゴルフカートタイプ(自動運転レベル2相当)
技術要素:オンデマンド運行管制システムによる配車・運行管理

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