アイドル中にエンストするおそれ…メルセデス・ベンツ「C200」など8車種約7,600台をリコール
メルセデス・ベンツ日本は、エンジンコントロールユニットの不具合により、最悪の場合、アイドリング中にエンストするおそれがあるとして、2023年3月15日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2018年2月15日~2020年8月6日に輸入された7,640台。
今回リコールの対象となるのは、2018年2月15日~2020年8月6日に輸入された、メルセデス・ベンツC200、C200 4MATIC、C200 ステーションワゴン、C200 4MATIC ステーションワゴン、E200、E200 4MATIC、E200 ステーションワゴン、E200 4MATIC ステーションワゴンの8車種7,640台。
不具合の部位は、原動機(エンジンコントロールユニット)。エンジンコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、アイドリング時に負荷による回転変動が発生した際にシステムが失火と誤検知することがあるという。エンジン警告灯(MIL)が点灯し、シリンダーの燃焼を休止させると排出ガスが基準値を超えるおそれがある。最悪の場合、アイドリング中にエンストするおそれがある。
これまでに不具合は151件発生しているが、事故は起きていない。ドイツ本社からの情報および市場からの報告により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のエンジンコントロールユニットの制御プログラムを書き換える。また、使用者にはダイレクトメールで通知するという。