コディアックがバイコーの電源モジュールを採用!トラックの人手不足解消へ
コディアックとバイコーがタッグを組む
アメリカが抱える輸送トラックのドライバー不足。コディアック・ロボティックスは、バイコーの電源モジュール採用し、長距離トラック自動運転の一歩を踏み出した。
アメリカのコディアック・ロボティックスは、バイコーの電源モジュール採用を発表した。今回の提携で、安全性と信頼性が向上し、効率良く貨物を運搬できるようになるだろうか。
コディアックがバイコーの電源モジュールを採用
2023年1月、コディアックがバイコーの電源モジュールを採用すると発表した。2018年にアメリカで創業されたコディアックは、独自のKodiak Driverという長距離トラックをターゲットとした自動運転システムを開発した。
Kodiak Driverは、高度なセンサーやカメラ、レーダーおよびAI技術を使用し、周囲の環境や交通状況を監視することで自動的に自動車を運転できる技術だ。取り付けや取り外しの作業も簡単で、数分間で完了する。また、センサーネットワーク等の再調整も特別難しい作業というわけではないため、仕組みを理解すれば誰でも行うことが可能だ。
2023年に入り、Kodiak Driverを使用して長距離トラックをダラスからアトランタまで4往復させたほか、輸送業界の大手企業とタッグを組み、試運転を成功させている。ダラスからアトランタまでの距離はおよそ1,018キロになるため、実に8,000キロ以上も自動運転を行っていることになる。
昨年はテキサスにあるIKEAの貨物倉庫から配送を請け負い、ベイタウンの配送センターとフリスコの店舗へ週7日の運転を行った。無事に配送業務を遂行している自動運転トラックは、Kodiak Driverのサブスクリプションサービスも計画しており、顧客が利用しやすい工夫を予定している。