日産と大京、EV活用で広島市内のマンションギャラリーを防災拠点化する連携協定締結
日産自動車、日産プリンス広島販売、大京の3社は9月14日、「電気自動車を活用した脱炭素化及び強靭化に関する連携協定」を締結した。
日産が推進する日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」と、大京が目指す環境に配慮した住まいづくりの取り組みに両者が賛同し、同協定の締結を行う運びとなった。
電気自動車(EV)の普及促進や利活用を図るため、大京は、開発するマンション等への充電インフラの整備を推進し、日産は必要な情報を提供する。大京が広島県内で開催する、環境意識向上やEVの普及啓発、防災の広報活動を目的としたEVの展示などでは、日産および日産プリンス広島販売が必要に応じて協力する。
災害時のEVの活用に関しては、広島市内の大京のマンションギャラリー周辺において、災害を起因とする停電が発生した際、日産プリンス広島販売が貸与するEVと大京のEV社用車の2台を活用し地域住民へ給電スポットを提供する。給電スポットではスマートフォン等の充電をするほか電子レンジ・電気ポットなどが使用できることで、地域の防災拠点化を目指す。
EVを活用してマンションギャラリーを防災拠点化する取り組みは、「ブルー・スイッチ」としては全国初の取り組みになる。
同協定締結を通じて、EVを活用した環境に優しく災害に強いさまざまな取り組みを行い、自然環境の保全やクリーンで住みやすい持続可能なまちづくりに向けて共創していく。