いすゞ「フォワード」など6車種57台をリコール…荷物の積み降ろし時に負傷するおそれ
日本トレクスは、いすゞ「フォワード」など6車種のウイング用油圧シリンダーに不具合があり、最悪の場合、荷物の積み降ろし時に負傷するおそれがあるとして、2024年1月23日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2016年8月10日~2018年9月30日に製造された57台。
リコールの対象となるのは、2016年8月10日~2018年9月30日に製造されたUDトラックス クオン、いすゞ フォワード、三菱 ふそうキャンター/ふそうファイター、日野 日野レンジャー/日野プロフィアの6車種57台。
不具合の発生箇所は、荷台(ウイング用油圧シリンダー)。ウイング車の荷台において、油圧シリンダーのピストン部のシール構造が不適切なため、油圧が上げ側から下げ側、つまりピストンロッド側へ抜けることがある。そのため、ウイング開放時にウイングが下がり、最悪の場合、荷物の積み降ろし時に負傷するおそれがあるという。
これまで不具合、事故ともに発生していない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の油圧シリンダーを対策品に交換する。
使用者にはダイレクトメールまたは直接訪問で通知するとともに、自社ホームページと日整連の機関誌にも掲載する。改善実施済車には、運転席側ドア開口部のドアストライカー付近にNo.5442のステッカーを貼付する。