三菱自動車、新型1トンピックアップトラック「トライトン」発売。先行予約で1,300台超受注
三菱自動車工業は2月15日、新型1トンピックアップトラック「トライトン」を発売する。既に昨年12月21日から先行注文の受付を開始し、2月13日時点で月販台数計画200台の6倍以上となる約1,300台の注文を受けている。
「トライトン」は1978年に発売された2ドアボンネットトラック「フォルテ」をルーツとする1トンピックアップトラック。発売開始以来45年間で5世代にわたり約570万台を生産し、世界約150カ国で販売してきた三菱自動車の世界戦略車で、日本市場への投入は12年振りとなる。
「Power for Adventure」をコンセプトに掲げ、内外装デザインからシャシー、ラダーフレーム、エンジンなどを一新。2023年7月から生産工場のあるタイで販売を開始しており、2024年1月にはフィリピンへ投入した。今後はオーストラリア、ニュージーランドのほか世界約100カ国への順次投入を計画している。日本市場に投入するボディタイプはダブルキャブ、駆動方式は4WDのみとしている。
グレードは、スタンダードモデル「GLS」と、上位モデル「GSR」の2種類。昨年12月21日から開始している先行注文では、全体の約9割が上級グレードのGSRを選択。新開発のサスペンションによる良好な乗り心地や優れた操縦安定性、「パジェロ」譲りのスーパーセレクト4WD-II(SS4-II)システムによる悪路走破性、バンパーロワーガーニッシュ、スタイリングバー、ホイールアーチモールなど、上級グレード専用パーツによるタフなスタイリングを施したGSRが選ばれている。
販売される世界約100カ国の多くの国では、商用ピックアップトラックとして利用されるケースが多いが、日本市場では多様なアクティビティを楽しむユーザーなどに選ばれる傾向を示し、今回の予約注文では増車や他社から乗り換え需要での予約が約8割を占めているという。
価格は、GLSは498万800円、GSRは540万1,000円。ボディカラーは一部有償オプション。