スズキ「スイフト」、2023年自動車アセスメントで4つ星評価
国土交通省とナスバ(自動車事故対策機構)は4月12日、車の安全性能を評価・公表する「自動車アセスメント」において、スズキ「スイフト」の評価試験を行い、総合評価で4つ星を獲得したと発表した。
スズキ「スイフト」は、予防安全性能評価において「Aランク」、衝突安全性能評価において「Bランク」を獲得。これらの評価結果から、5段階中上から2番目に高い評価である「★★★★☆」(4つ星)を獲得した。
総合評価は177.80/197点で90%。予防安全項目では88.70/89点で99%、衝突安全項目では81.10/100点で81%を獲得している。事故自動緊急通報装置では、8/8点で満点を獲得した。
今回、衝突安全性能と予防安全性能が評価された。
衝突時に衝撃を効率よく吸収・分散する「軽量衝撃吸収ボディ TECT」と、歩行者との接触時に歩行者の頭部、脚部へのダメージを軽減する「歩行者傷害軽減ボディ」を採用。あわせて、事故発生時の衝撃に備えた6つのエアバッグを全車に標準装備し、衝突安全性能を高めた。
予防安全性能では、自転車や自動二輪、夜間歩行者を検知対象に追加。交差点の右左折時でも機能する新開発の衝突被害軽減ブレーキと、区画線だけでなく構造物や道路の切れ目なども検知してドライバーに注意を促す車線逸脱警報機能を全車に標準装備した。
ハイビームの照射範囲を自動で調整するアダプティブハイビームシステムと、ハイビーム・ロービームを自動で切り替えるハイビームアシストをグレード別に搭載。
駐車時に低速となる際も、衝突被害軽減ブレーキが作動する低速時ブレーキサポート(前進・後退)と、壁などの障害物を検知し、ペダル踏み間違いやシフト入れ間違いによる急発進を回避する誤発進抑制機能をCVT車に標準装備した。
エアバッグが展開するような大きな衝撃を検知した場合、自動でオペレーターに接続する緊急通報機能はタイプ別に搭載している。
詳しい評価結果はナスバホームページに掲載されている。