BMW、燃料電池車「iX5 ハイドロジェン」の日本における公道実証実験を継続
ビー・エム・ダブリューは4月23日、2023年に開始した燃料電池実験車両「BMW iX5 Hydrogen(アイエックスファイブ・ハイドロジェン)」の日本における公道実証実験を2024年も引き続き実施すると発表した。
iX5 ハイドロジェンは、燃料として水素を充填し、水素エネルギーにより発電した電気を電池に蓄え、電気によりモーターを駆動させて走行する燃料電池車。BMW X5をベースに開発された。燃料である水素が空の状態から約3分程度の充電で、約500kmの距離を走行できる。
2023年の実証実験は、公道での走行を中心に実施。東京都内での走行のほか、水素エネルギーに注力している福岡県と大阪府で実証実験を実施した。昨年取得したデータはすべて本国の開発チームに共有され、今後の車両開発に反映される予定。
2024年の実証実験は、官公庁や行政機関、大学を訪問し、各方面の専門家の視点から製品に対するフィードバックをもらうと共に、一般の公道試乗も予定されている。