マツダ、「CX-70」新車装着タイヤに横浜ゴムの「GEOLANDAR X-CV」を採用
横浜ゴムは6月3日、マツダの新型クロスオーバーSUV「CX-70」の新車装着(OE)用タイヤとして、「GEOLANDAR X-CV(ジオランダー・エックスシーブイ)」の納入を開始したと発表した。
GEOLANDAR X-CVは、ハイパフォーマンスクロスオーバーSUV向けに開発された「M+S(マッド&スノー)」規格の新次元ハイウェイテレーンタイヤ。高いハンドリング性能と快適な乗り心地に加え、転がり抵抗低減の両立を実現している。
今回装着されたタイヤの開発では、車両特性に合わせた専用チューニングをパターン・プロファイル・タイヤ構造に施したほか、同社独自のAI利活用フレームワーク「HAICoLab(ハイコラボ)」を活用し、進化計算(遺伝的アルゴリズム)により最適なピッチ配列とした。
ハイコラボは「Humans and AI collaborate for digital innovation」をもとにした造語。「人間特有のひらめき」や「発想力」と「AIが得意とする膨大なデータ処理能力との協奏」によって新たな発見を促しデジタル革新を目指している。同製品においても現実データとシミュレーションによる仮想データを生成・収集し、AIで予測・分析・探索することで新たな知見を獲得。これらの知見を技術開発の革新に活かしている。
CX-70は、マツダが1月30日に公開した2列シートのミッドサイズSUV。電動化技術を全グレードで採用している。発売は米国とカナダを予定しており、日本では販売されない。装着サイズは、265/55R19(109V)。