ダイハツ、31年ぶりに営業赤字。認証不正問題による工場の操業停止が影響
ダイハツ工業は6月7日、2024年3月期の単独決算は営業損益が50億円の赤字であったことを明らかにした。
同社が営業赤字となるのは、バブル崩壊で景気が低迷した1993年3月期以来、31年ぶり。日経によると、認証不正問題により、23年12月に国内の新車出荷を全面停止したこと、国内にある4つの完成車工場の操業を一時停止したことが響いたという。前期は380億円の黒字だった。
2023年の軽自動車国内新車販売台数は、前年度比21.6%減の44万3,694台で、18年ぶりに首位陥落。前年度比7%増の55万2,251台を販売したスズキに首位を明け渡した。
同社は5月7日に大阪府池田市の本社工場での生産を再開し、約4カ月半ぶりに全工場を再稼働。5月27日にはダイハツ九州の大分工場で出荷停止となっていたムーヴ キャンバスの生産を再開している。