ダイハツ、全工場で生産再開。約4カ月半ぶり
ダイハツ工業は5月7日、同社の認証不正問題で停止していた大阪府池田市の本社工場での生産を再開した。
同社は、国の認証取得の不正問題を巡り、国内にある4つの自動車工場の稼働を2023年12月26日に停止。国土交通省による立会試験などを経て、今年2月に京都(大山崎)工場での生産を再開し、以降、子会社であるダイハツ九州の大分(中津)工場、滋賀(竜王)工場と順次生産を再開していたが、本社工場だけが稼働していなかった。国内4工場が全て稼働するのは約4カ月半ぶり。
国交省が4月19日に公表した基準適合性に関する検証結果により、型式指定取消しとなったダイハツ「グランマックス」、トヨタ「タウンエース」、マツダ「ボンゴ」の3車種を除く、現行27車種全てにおいて基準適合性の確認が完了、出荷停止指示が解除された。今後は、親会社であるトヨタ自動車が開発から認証までの責任を持つ体制へ変更し、連携を強化する。