トヨタ、型式指定申請問題ですべての調査を完了。新たな不正は確認されず
トヨタ自動車は7月5日、「形式指定」取得を巡る認証不正問題で、過去10年分の国内向けモデルについて、すべての認証プロセスの調査を完了したと発表した。
同社は6月3日、国土交通省からの指示に基づく型式指定申請に関する調査について、生産中の3車種(カローラ フィールダー、カローラ アクシオ、ヤリス クロス)における歩行者・乗員保護試験でのデータ不備と、生産終了した4車種(クラウン、アイシス、シエンタ、RX)における衝突試験等の試験方法に誤りがあったと報告していた。
同発表では、過去10年分の国内向けモデルについて、すべての認証プロセスの調査を実施。その結果、新たな事案は確認できなかったとし、国土交通省に報告した。今後は、国交省の指示に基づき、適切な対応を進めていくとしている。