トヨタ、水素関連ファンド「Japan Hydrogen Fund」に出資。水素社会の早期実現に向け

Japan Hydrogen Fundは、日本での水素の普及を目指し、個社では不可能な水素サプライチェーン構築の支援を目的とした民間ファンド。

同ファンドは水素バリューチェーン推進協議会とアドバンテッジパートナーズ、三井住友DSアセットマネジメントにより設立され、8月27日付でファーストクロージングを完了。トヨタはリミテッド・パートナーとして、出資を約束した。同社のほか、岩谷産業、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、東京センチュリー、脱炭素化支援機構、トタルエナジーズ、福岡銀行が出資を予定しており、同ファンドによると4億ドル超の出資約束を得たという。

全世界において、水素と水素派生分子の製造施設や貯蔵施設、輸送施設、利活用のための設備、インフラ設備の技術・サービス提供会社等へ投資を行い、水素サプライチェーンの早期社会実装化とスケールアップを図っていく。

トヨタはカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みの中で、水素を重要なエネルギーと位置づけており、ファンドへの出資を通じ、早期の水素社会の構築に向けて貢献していく。