ホンダ、「シビック」をマイナーモデルチェンジ。6速MTに走行性を高めたRSグレードを新設定
本田技研工業(ホンダ)は9月13日、コンパクトカー「CIVIC(シビック)」の一部改良モデルを発売した。
シビックは、1972年に初代モデルが登場した同社のグローバルモデル。2021年に11代目となる現行モデルを発売。1.5L直噴VTEC TURBOエンジンを採用したガゾリンエンジンモデルと、2.0L直噴エンジンとハイブリッドユニットを組み合わせたe:HEVモデルの2タイプを販売している。
今回のマイナーチェンジでは、低重心・水平基調で、クーペイメージのプロポーションはそのままに、フロントバンパーデザインをシャープなイメージに変更することで、フロントやサイドからのスポーティーなシルエットをさらに際立たせた。
単一グレードとしていたe:HEVモデルは、「LX」と「EX」の2グレード設定に変更。EXには、電動パノラミックサンルーフを標準装備した。
今回は新たに、ガソリンモデルの6速MTに「RS(アールエス)」グレードを追加設定した。減速操作に合わせてエンジン回転数を自動で制御し、スムーズなマニュアル運転操作をサポートするレブマッチシステムを採用。慣性モーメントを30%低減したシングルマス軽量フライホイールを採用することで素早い回転落ちを実現し、軽快なシフトチェンジを目指した。
足回りには、荒れた路面でも車体の揺れを抑制するように専用のサスペンションを採用。ステアリングも専用に調整した。フロントディスクローターには、大径化したRS専用ブレーキを採用。踏み始めからドライバーの意図した通りの減速度が発生し、コントロール性も向上させた。
デザインは、ブラック加飾されたヘッドライトリング、ドアミラーカバー、シャークフィンアンテナ、エキパイフィニッシャー、ホイールナットを装着し、さらに車両前後にRSエンブレムを付けることでスポーティーさを表現した。
価格は、e:HEVモデルのLXは399万8,500円、EXは430万7,600円。ガソリンエンジンモデルのLXは344万8,500円、EXは379万8,300円、RSは419万8,700円。