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ホンダ、発電事業者から再生可能エネルギーの環境価値を直接購入する”バーチャルPPA”について、留寿都ウインド合同会社と締結。クリーンエネルギー化の実現に向けて2025年9月の開始を予定

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ホンダ、発電事業者から再生可能エネルギーの環境価値を直接購入する”バーチャルPPA”について、留寿都ウインド合同会社と締結。クリーンエネルギー化の実現に向けて2025年9月の開始を予定

ホンダは、インベナジー・ウインド合同会社のグループ会社である留寿都ウインド合同会社と、風力発電による北海道最大※1のバーチャルPPA※2を締結したことを発表した。バーチャルPPAの締結はホンダとして国内初となる取り組みであり、2025年9月の開始が予定されている。

バーチャルPPA:締結の背景

ホンダは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けたCO₂排出削減策の一つとして、事業活動へのクリーンエネルギーの導入を推進している。国内の事業所敷地内の建屋や駐車場、調整池などのさまざまな設備に対し、積極的に太陽光パネルの導入を行うとともに、定置用蓄電池を設置し、自家発電による再生可能エネルギーが最大限に活用されている。

また、こうした活動に加えてホンダは、バーチャルPPAを活用した環境施策にも取り組んでいる。バーチャルPPAは、電力を使用する者(需要家)が、発電事業者から再生可能エネルギーの環境価値のみを直接購入する契約であり、今回、Hホンダは留寿都ウインド合同会社の留寿都風力発電所で生み出される風力発電由来の非化石証書を環境価値として取得する。一方、ホンダが実際に使用する電力は、従来通り現在取引している電力小売業者より購入、供給されるため、実際の電力の調達先を変えることなく再生可能エネルギー由来の電力の利活用に貢献できることになる。こうした大規模な発電所とのバーチャルPPAのスキームにより、ホンダは長期的かつ安定的に再生可能エネルギーを調達し、クリーンエネルギー化を通じたカーボンニュートラル社会の実現を目指す。

留寿都風力発電所(留寿都ウインド合同会社)

バーチャルPPA:概要

発電事業者:留寿都ウインド合同会社(インベナジーグループ)
発電所名称:留寿都風力発電所
所在地:北海道虻田郡留寿都村(あぶたぐん るすつむら)
調達開始予定:2025年9月
設備能力:63MW(4.2MWタービン x 15基)

バーチャルPPA:電力/環境価値/費用の流れ

①風力発電所から卸電力市場に向けて再生可能エネルギーとしての電力を売電
②契約時の固定価格と電力市場価格の差額分をHondaが風力発電所(留寿都ウインド合同会社)へ支払う
③風力発電由来の環境価値をHondaが取得
④従来取引している電力小売り業者から電力を調達

※1 バーチャルPPAを締結した北海道に位置する発電所として、最大の設備能力を備えた発電所(契約時点の公開情報に基づくインベナジー・ウインド合同会社調べ)
※2 バーチャルPPA:Virtual Power Purchase Agreement

著者
Motor Fan illustrated

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