横浜ゴム、「SUPER FORMULA大運動会」のデモンストレーション走行に再生可能原料比率約60%のプロトタイプレーシングタイヤを供給
横浜ゴムは「全日本スーパーフォーミュラ選手権(以下、スーパーフォーミュラ)」第6・7戦に合わせて開催されるファンイベント「SUPER FORMULA大運動会」のデモンストレーション走行(以下、デモラン)に再生可能原料比率約60%の「ADVAN(アドバン)」プロトタイプレーシングタイヤ※1を供給する。レースおよび大運動会は10月12日、13日に富士スピードウェイ(静岡県)で行われ、12日に実施されるデモランのドライバーはスーパーフォーミュラを統括する日本レースプロモーション(以下、JRP)の近藤真彦会長が務める。 ※プロトタイプレーシングタイヤはデモランのみ使用される。
大運動会は来場者とともに盛り上がるイベント「AUTUMN FESTA」のコンテンツのひとつとして実施され、競技マシン向けエンジンを供給するTOYOTA(赤組)とHonda(白組)の対決という演出を通して「競うことの楽しさ」や「勝つことの喜び」を感じてもらうことを目的としている。近藤真彦会長が、開発車両であるRed Tiger SF23(赤寅)のデモランを実施し、「SUPER FORMULA大運動会」にエールを送り、大会を盛り上げる。また、JRPが推進するサステナブルなモータースポーツづくりを目的としたプロジェクト「SUPER FORMULA NEXT50(ゴー)」を知っていただく一環としてカーボンニュートラルへの取り組みを訴求し、「赤寅」には横浜ゴムの「ADVAN」プロトタイプレーシングタイヤが装着される。
横浜ゴムは、カーボンニュートラルの達成とモータースポーツの持続可能な発展を目指す活動の一環として「SUPER FORMULA NEXT50(ゴー)」に賛同し、2023年からスーパーフォーミュラに再生可能原料比率約33%のレーシングタイヤを供給するとともに、再生可能原料比率をさらに高めたタイヤの開発を継続している。今回デモランに提供するプロトタイプレーシングタイヤは、現在供給しているレーシングタイヤ仕様に籾殻シリカ、植物由来オイル、サーキュラーカーボンブラック※2などを新たに採用することで再生可能原料比率を約60%まで向上させている。
なお、横浜ゴムは生産拠点におけるカーボンニュートラル化にも取り組んでおり、モータースポーツ用タイヤを生産する三島工場のモータースポーツ用タイヤ生産ラインはすべて再生可能エネルギー電力を使用している。
※1 プロトタイプレーシングタイヤはデモランのみ使用される。
※2 原料として用いるオイルを廃タイヤの熱分解により得られる熱分解油や植物油に置き換えて製造したカーボンブラック。